困りごと・悩みごと 知りたいことQ&A

テーマ: 若年性認知症

  • Q. 入居施設は若年性認知症でも受け入れてくれますか?

    A. 若年性認知症だから断られるということはありません。ただし、たとえば暴力行為などがある場合、若いと筋力があるため周囲に与える影響が大きいので、そうした症状を理由に入居を断られる可能性はあります。施設職員の介護力によって、受け入れの限界が変わってきます。
  • Q. 若年性認知症に詳しいケアマネージャーを探しています。

    A. 若年性認知症を専門にしているようなケアマネージャーはいません。ケアマネージャーは介護保険を使うすべての要介護者の支援をするための訓練を受けたジェネラリストです。ケアマネージャーが若年性認知症に詳しいかどうかは尋ねてみるしかありませんが、若年性認知症の家族の情報などを参考にすれば、そうしたケアマネージャーを探すこともできるかもしれません。
  • Q. 若年性認知症だとデイサービスを断られると聞きましたが、本当ですか?

    A. 若年性認知症だからというだけの理由で断る施設は少ないと思われますが、若年性認知症の利用者を受け入れた経験が少ないために、受け入れに消極的になる施設はあるかもしれません。若年性認知症が一般的に介護が難しいというわけではありません。その人や病状によりけりですから、デイサービス職員が不安に感じているようなら、慣れるまで付き添ってみることも1つの方法でしょう。施設側が断るより、むしろ見学したご家族が、あんなお年寄りばかりの中に入れるのは忍びないといって断ってしまうことのほう多いようです。そのような場合でも、ご本人が自然にとけ込めるようなら、ご家族の思いは封印してでも利用してみましょう。
  • Q. 認知症になった父ですが、会社に病気のことを黙っていると言います。どうすればいいですか?

    A. 勤務が可能な状況なら、会社に話すかどうかはご本人が決めることです。家族は様子を見守り、本人の就労が少しでも長く続くよう相談にのり、アドバイスをすることが重要です。
  • Q. 認知症で転職をする場合、サポートしてくれる機関はありますか?

    A. 認知症を発症してから転職するのは現実的には難しいと思います。脳血管性認知症などで症状の進行が止まっている場合は、精神障害や発達障害などの人を対象とした制度を利用できることもあります。市区町村の役所で相談してみましょう。
  • Q. 若年性認知症と老年性認知症は何が違うのですか?

    A. 若年性認知症と老年性認知症は、発症年齢が違うだけです。65歳以上で発症すれば老年性認知症、64歳以下で発症すれば若年性認知症です。認知症というのは病態を指す言葉で、病気の名前ではありません。つまり、若年性認知症という病気があるわけではないのです。同じアルツハイマー病でも60歳で発症すれば若年性認知症ですし、75歳で発症すれば老年性認知症です。いずれの場合も、診断はアルツハイマー病ですが、アルツハイマー病(若年発症型)、アルツハイマー病(老年期発症型)というような区別をします。ピック病のように、若年で発症しやすい病気もありますが、ピック病でも老年期に発症すれば若年性認知症とはいいません。
  • Q. 初老期認知症とはどういう病気ですか?

    A. 若年性認知症と同義で使われることもありますが、若年性認知症という言葉を20歳から64歳までに発症する認知症と定義すれば、初老期認知症は若年性認知症のうち初老期に発症したものと考えれば良いでしょう。認知症が、病名ではなく病態を表す言葉であるのと同様、初老期認知症も、病気の名前ではありません。初老期認知症を引き起こす原因としては、脳血管障害、アルツハイマー病、前頭側頭変性症などがあげられます。
  • Q. 若年性認知症は何歳までに発症した認知症をいうのですか?

    A. 若年性認知症というのは、65歳未満で発症する認知症をいいます。認知症の定義で述べたとおり、認知症というのは、いったん発達した精神機能が脳の病気や外傷によって低下し、日常生活や社会生活に支障が出る状態を指します。したがって「若年発症」の下限は、人間の精神機能が成熟する時期、およそ20歳ごろと考えてもいいでしょう。したがって、若年性認知症の発症率を調べる研究などでは、発症年齢を20歳から64歳までとしているものがあります。しかし、20歳代から64歳までをまとめても、あまり意味はありませんし、認知症の原因になる病気もさまざまなのでこうした概念の詳細についてこだわる必要はあまりありません。

このQ&Aは、あくまでも一般的な参考用として掲載しています。個別具体的なケースについては、専門家などの助言を受けることをお勧めします。