困りごと・悩みごと 知りたいことQ&A

テーマ: 家族

  • Q. 他の介護家族と悩みを分かち合えるような場などはありますか?

    A. 「認知症の人と家族の会」は介護家族が運営する全国組織で、ほとんどの都道府県に支部をもっています。医療機関・介護保険事業者・市区町村・保健所などが家族会を運営している例もあります。事情は地域によって異なるので、ケアマネージャーなど、地元の事情に詳しい人に尋ねてみましょう。
  • Q. 在宅介護が限界になるのは、どんな状態になったときですか?

    A. 家族による介護が困難であるかどうかは、認知症の方の症状と家族の介護力の関係で決まります。客観的には軽度の症状でも、家族の心理的・身体的・経済的能力と比較して、在宅介護を諦めたほうがよいこともあります。逆に、重い症状があっても、介護を続けられ家族もあります。あまり杓子定規に考えず、柔軟な判断が大事です。
  • Q. 母の病気について、医師からすべての説明を受けたいのですが……。

    A. 医師が第一義的に守秘義務を負い、その利益を守らなければならないのは患者さんです。家族といえども、患者さんと利害が対立する可能性があるとき、患者さんの了解なしに医療情報を漏らすことはできません。精神科の病棟に入院する場合の「保護者」や、成年後見制度を利用している場合の「後見人」など、家庭裁判所が認めた代理人であれば、本人同様に医療情報を聞くことができます。
  • Q. 子どもに夫の病気や症状についてどう説明したらいいですか?

    A. 医師の説明内容を素人である家族が別の家族に伝えるという伝言ゲームはできるだけ避けるべきです。一緒に医師の説明を聞きましょう。子どもに限らず、ご本人の兄弟などに対しても同様です。関心をもって心配してくれる親族には、機会をみて一緒に医師の説明を聞いてもらったほうがいいでしょう。
  • Q. 認知症について勉強したいのですが、家族向けの講演会などはありますか?

    A. たくさんあります。自治体から送られてくる広報をこまめにチェックしてみると、さまざまな機会が見つかります。地元の家族会やケアマネージャーに尋ねても教えてくれるでしょう。
  • Q. 受診の際、本人と家族は同席したほうがいいですか?

    A. 医師によって診察の仕方はさまざまですからその病院のやり方に任せましょう。ちなみに私は、ご本人が家族の同席に同意されれば、同席のうえで診察を始めます。ご本人が家族の同席を望まなければ、まずご本人だけに話を聞き、検査を受けてもらっている間に、ご本人の同意を得て家族の話を聞きます。
  • Q. 本人と一緒に病院に付いて行くのは誰が一番いいですか?

    A. ご本人の生活の実態を身近で見ている人がいると診察の手助けになります。普段はお嫁さんが面倒を見ているのに、診察のときだけ息子さんが付き添っても生活の様子がわからないと正しい診断ができません。
  • Q. 病院に行くのを嫌がります。どうしたらいいですか?

    A. ご本人が受診を拒否するなら家族だけで医療機関に相談しましょう。家族がまず信頼できる医師を見つけ、この人に診察してもらおう、と気持ちを決めれば、その後は誠実に話をすることです。「お母さんは大丈夫だと言うけれど、娘としては本当に心配だから診てもらってほしい」と率直に話すことです。だめなら、しばらく様子を見てあらためて試みることです。
  • Q. 父が「認知症かもしれない」と悩んでいます。どう対応したらいいですか?

    A. 本人と1対1で率直に話をしてみましょう。本人が否定しても、本当に心配なら、「お父さんは大丈夫だと言うけれど、私は心配で仕方がないから一緒に病院に行って」と誠実に伝えてみましょう。お父様を安心して受診させることのできる医師を捜しておいたほうがよいかもしれません。

このQ&Aは、あくまでも一般的な参考用として掲載しています。個別具体的なケースについては、専門家などの助言を受けることをお勧めします。