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テーマ: レビー小体型認知症

  • Q. 誰もいないのに「人がいる」とおびえたりします。どうしたらいいでしょうか?

    A. レビー小体型認知症の幻視の他、さまざまな程度のせん妄状態などが考えられます。レビー小体型認知症に特有の幻視の場合、いるはずのない人物や動物・虫などがありありと見えます。ご本人には正に現実としか思えないため、他者が「そんなのいるはずがない」「錯覚に決まっている」と言っても効果はありません。まずは、ご本人の世界を受け入れ、「悪さをしないから大丈夫」などと安心をさせることが必要です。
  • Q. レビー小体型認知症とはどういう病気ですか?

    A. 1976年以降、日本の小阪憲司博士らの報告によって注目され、1995年に開催された国際ワークショップで知られるようになった病気です。40歳前後から発症します。主要な症状として、①進行性の認知機能障害(その過程では注意の障害や意識水準の動揺などによって認知機能そのものも動揺しやすい)、②リアルな幻視、③特発性のパーキンソン症状があげられます。この他、抗精神病薬で副作用が出やすいこと、夜間に夢でうなされる、しばしば転倒する、一過性の意識障害、妄想などが見られれば診断の補強になります。パーキンソン病と類縁の疾患です。
  • Q. パーキンソン病とはどういう病気ですか?

    A. 中脳黒質という場所の細胞が脱落することによって起こる病気です。手の震え、筋肉の強剛、突進歩行、仮面用顔貌などの神経症状が出現し、徐々に進行していきます。抑うつ症状による精神活動の低下や精神機能の遅延化などが現れますが、抗パーキンソン病薬によって改善が見られます。しかし、進行すると、10〜60%で認知症症状が非可逆的になり、パーキンソン病による認知症と診断されるようになります。レビー小体型認知症と関連が深く、特に幻視などの幻覚や妄想を早い時期から合併する時は、レビー小体型認知症を疑う必要があります。なお、脳血管障害などが原因でパーキンソン病と同じ症状が出現することも多く、これをパーキンソン症候群と呼んで区別します。

このQ&Aは、あくまでも一般的な参考用として掲載しています。個別具体的なケースについては、専門家などの助言を受けることをお勧めします。