Q. 介護をしていると気分が落ち込みます。何かいい気晴らしの方法はありますか?

A. 

気晴らしの方法は、それぞれの人に合ったものがあるはずです。ここでは気分が落ち込むことを防ぐ一般的な方法を紹介しましょう。まず第1に、大きなストレスがかかれば気持ちが落ち込んだり、イライラしたりというのは当たり前だということを認識することです。自分だけが落ち込んだり、イライラしているわけではないのです。第2に、目の前で起こっていることを知的に理解する努力をしましょう。具体的には、認知症を引き起こす病気に関する正しい認識をもつこと、ご自分が介護している人の認知症について医学的なアセスメントをすることです。正しい知識というのは、書物を読む、講演を聴くなどの方法で少しずつ身につけていきます。しかし、本や講演から得られる知識はあくまでも一般論ですから、あなたが介護している人の病状・症状については個別の診察を受ける必要があります。第3には、自分の気持ちを知ることです。日記をつけてみることも1つの方法です。イライラする、気分が晴れないといっても状況は千差万別です。自分はなぜイライラするのか、気持ちが晴れないのかを考えてみましょう。第4に、落ち込みの原因への対処方法を考えましょう。介護負担を軽減するような工夫を、場合によっては施設介護を考えるということも含め、先入観にとらわれずに柔軟に考えましょう。

回答者: 斎藤正彦[医師]
オススメ度: ★★★★
テーマ: 介護 生活
公開日: 2012年10月1日

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