Q. 治療可能な認知症とはどういうものですか?

A. 

元々、認知症というのは、脳に器質的な障害が起こり、いったん発達した精神機能が広汎に非可逆的に障害された状態を指す医学用語でした。それが、1990年代に「treatable dementia」、つまり「治療可能な認知症」という概念が提唱され、必ずしも非可逆的な変化ではなくても認知症という言葉を使うようになりました。治療可能な認知症を引き起こす基礎疾患としては、①正常圧水頭症、②脳腫瘍、③硬膜下血腫、④甲状腺機能低下症、⑤低血糖、⑥慢性腎不全、⑦ビタミンの欠乏、⑧脱水、⑨アルコール症、⑩向精神薬・降圧剤・風邪薬・胃腸薬などの薬剤の不適切な使用、などがあげられます。

回答者: 斎藤正彦[医師]
オススメ度: ★★★★
テーマ: 治療 診断
公開日: 2012年10月1日

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