Q. 認知症で死んでしまうことはありますか?

A. 

認知症の原因になる病気でもっとも多いのはアルツハイマー病です。アルツハイマー病は、10年、20年という経過で、ゆっくりと脳が萎縮していき、その過程でまずは精神の機能が冒され、やがて身体機能も冒されていきます。アルツハイマー病に次いで頻度の高い脳血管性認知症でも、進行すると身体機能が障害されます。しかしながら、いずれの場合も、認知症の原因疾患そのものが直接、死をもたらすわけではありません。認知症が進行すると、原因疾患の如何によらず、一般に、食べ物を飲み込むことがうまくできなくなり、食物が肺に行ってしまって誤嚥性肺炎という状態を繰り返すようになります。こういう状態を経て感染症で亡くなるのが一般的な過程です。

回答者: 斎藤正彦[医師]
オススメ度: ★★★★
テーマ: 概説 身体
公開日: 2012年10月1日

一覧へ戻る