Q. うつ病性仮性認知症とはどういうものですか?

A. 

老年期に起こるうつ病には、抑うつ気分に続いて、認知症症状が出現することがあります。本当の認知症に比較して、進行が急速である、本人の訴えが強く、分からなくなった、できなくなったというような悲観的な発言が続くといった特徴があります。困難なことは避けようとし、自ら能力の低下を強調するような様子が見えることもあります。心理検査の結果は、「わかりません」「できません」を連発するために、日常生活の能力からはかけ離れて低い成績になることも珍しくありません。うつ病の改善とともに認知症の症状も徐々に改善しますが、うつ病の快復後、数年の経過で本当の認知症になるリスクが一般の高齢者より高いことが知られています。

回答者: 斎藤正彦[医師]
オススメ度: ★★★★
テーマ: うつ 診断
公開日: 2012年10月1日

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