Q. ピック病とはどういう病気ですか?

A. 

1982年にアーノルド・ピックという人が初めて報告した、前頭葉と側頭葉の委縮から始まる認知症です。初老期の発症が多く、無関心、無頓着、社会規範から逸脱した行為などの人格変化で発症するタイプ(前頭側頭型認知症)と、失語症という言葉の障害で発症するタイプ(語義性認知症)があります。発症当初、記憶障害は目立たないことが多く、認知症と診断される前に、社会規範からの逸脱行為によって生活が破たんしてしまうことがあります。進行すると、意欲や発動性の低下、相手を無視するような特異な対人関係、物事へのこだわりや強迫的な繰り返し、失語の進行などが見られ、寝たきりになって死に至ります(→前頭側頭葉変性症の項参照)。

回答者: 斎藤正彦[医師]
オススメ度: ★★★★
テーマ: 前頭側頭型認知症 診断
公開日: 2012年10月1日

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