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海外ボランティア事例の記事一覧

米国でボランティアが盛んな理由:政府によって指示されるボランティアプログラム

10-15-2011 0055.JPG敬老シニアヘルスケアには、日本から高齢者介護に従事する方々や、将来福祉を目指す学生の方々が多く見学にこられます。その際、皆さんが驚かれるのは、敬老でボランティアをされている方々の数の多さです。現在、敬老シニアヘルスケアにはおよそ800人ボランティアが登録されています。もちろん、登録されている方々の全員が毎日ボランティアに来られるわけではありません。週に一回、月に一回、年に一回など、皆さんの都合に合わせてできる範囲で活動していただいています。

見学に来られた方々から、「どうやってこんなに大勢のボランティアを集めることができるのか?」とよく尋ねられます。また「日本ではまだボランティア精神が根付いてないんです」というようなこともおっしゃります。

これには敬老がどのようにボランティアを募っているかだけではなく、アメリカという文化が影響してるように思えてなりません。その一つとして、退職者・高齢者ボランティアプログラム(RSVP)が挙げられます。

RSVPは高齢者にコミュニティーとの関わり、活動、成長の機会を与えることを目的に、1960年代にアメリカ政府の協力によって発足しました。その後、ニューヨーク州で成功を収め、1969年には米国高齢者法で正式に認定され、55歳以上を対象に、各地で彼らの社会的な活躍のサポートが開始されました。そして、高齢者のみならず、若者のボランティアも同時にサポートされ、アメリカでのボランティア活動がますます盛んになりました。

現在では、およそ40万人がRSVPに登録しており、全米各地にある支部の中で、ロサンジェルス支部は南カリフォルニアで最も規模が大きく、全米では3番目の大きさを誇ります。

非営利団体でのボランティアの斡旋が主ですが、高齢者の健康を気遣いながら楽しく会話をする電話サービスなども重要なボランティア活動の一つです。その他、子供向けの家庭教師、家の建設、災害時のボランティアなど、いろいろな分野でのボランティア活動がなされています。

RSVPに登録したボランティアは事前のオリエンテーションと、実践トレーニングを受けるほか、ボランティアにかかる交通費の払い戻しなどの特典も与えられます。

2003年には、ブッシュ大統領によって国内で活躍する一般市民のボランティアを称えることを目的にした奉仕・市民参加議会が設けられ、それによって、大統領ボランティア功労賞が、その年に活躍したボランティアに授与されるようになりました。敬老シニアヘルスケアでも、何人かのボランティアがこの名誉ある賞をいただいています。

このようにアメリカでは、連邦政府が主体となって地域行政によってボランティア活動をサポートするシステムが、既に50年前ほどから設置されているのです。日本のボランティア状況との大きな違いといえるでしょう。

2011年12月30日 | 海外ボランティア事例 | by 敬老 Kusano Kanako | パーマリンク

米国でボランティアが盛んな理由:政府によって指示されるボランティアプログラム

10-15-2011 0055.JPG敬老シニアヘルスケアには、日本から高齢者介護に従事する方々や、将来福祉を目指す学生の方々が多く見学にこられます。その際、皆さんが驚かれるのは、敬老でボランティアをされている方々の数の多さです。現在、敬老シニアヘルスケアにはおよそ800人ボランティアが登録されています。もちろん、登録されている方々の全員が毎日ボランティアに来られるわけではありません。週に一回、月に一回、年に一回など、皆さんの都合に合わせてできる範囲で活動していただいています。

見学に来られた方々から、「どうやってこんなに大勢のボランティアを集めることができるのか?」とよく尋ねられます。また「日本ではまだボランティア精神が根付いてないんです」というようなこともおっしゃります。

これには敬老がどのようにボランティアを募っているかだけではなく、アメリカという文化が影響してるように思えてなりません。その一つとして、退職者・高齢者ボランティアプログラム(RSVP)が挙げられます。

RSVPは高齢者にコミュニティーとの関わり、活動、成長の機会を与えることを目的に、1960年代にアメリカ政府の協力によって発足しました。その後、ニューヨーク州で成功を収め、1969年には米国高齢者法で正式に認定され、55歳以上を対象に、各地で彼らの社会的な活躍のサポートが開始されました。そして、高齢者のみならず、若者のボランティアも同時にサポートされ、アメリカでのボランティア活動がますます盛んになりました。

現在では、およそ40万人がRSVPに登録しており、全米各地にある支部の中で、ロサンジェルス支部は南カリフォルニアで最も規模が大きく、全米では3番目の大きさを誇ります。

非営利団体でのボランティアの斡旋が主ですが、高齢者の健康を気遣いながら楽しく会話をする電話サービスなども重要なボランティア活動の一つです。その他、子供向けの家庭教師、家の建設、災害時のボランティアなど、いろいろな分野でのボランティア活動がなされています。

RSVPに登録したボランティアは事前のオリエンテーションと、実践トレーニングを受けるほか、ボランティアにかかる交通費の払い戻しなどの特典も与えられます。

2003年には、ブッシュ大統領によって国内で活躍する一般市民のボランティアを称えることを目的にした奉仕・市民参加議会が設けられ、それによって、大統領ボランティア功労賞が、その年に活躍したボランティアに授与されるようになりました。敬老シニアヘルスケアでも、何人かのボランティアがこの名誉ある賞をいただいています。

このようにアメリカでは、連邦政府が主体となって地域行政によってボランティア活動をサポートするシステムが、既に50年前ほどから設置されているのです。日本のボランティア状況との大きな違いといえるでしょう。

2011年12月30日 | 海外ボランティア事例 | by 敬老 Kusano Kanako | パーマリンク

「秋祭り」-学生ボランティアの活躍

敬老ヘルシー・エイジング研究機関(IHA)では、南カリフォルニア大学、カリフォルニア大学ロサンジェルス校、そしてカリフォルニア州立大学ロングビーチ校から3人の女子学生を夏季インターンとして受け入れていました。健康に関する情報のリサーチ、イベントの準備、または居住者とのアルバム作りなど、様々なプロジェクトに携わってきた彼女たちが、夏季インターンシップの最後に取り組んだことは、居住者と学生ボランティアたちが一緒になって楽しめるイベントの企画でした。

検討を重ねた結果、彼女たちはロサンジェルス近郊の5つの大学の日系学生会と協力し、敬老引退者ホームと敬老中間看護施設の居住者を対象に「秋祭り」を行うことにしました。

よく晴れた10月の土曜日に、敬老シニアヘルスケア・ロサンジェルスキャンパスには提燈が飾られ、折り紙やビンゴのコーナーでは、学生たちと居住者たちが楽しそうに話す声でにぎわっていました。

特に盛り上がったのはやはり和太鼓の演奏と盆踊りでした。学生たちによる力強い太鼓の演奏の後、居住者がばちを握って、学生から太鼓の叩き方を教わりました。また、浴衣を着た学生に混ざって輪になって盆踊りを踊る居住者はとても楽しそうで、そんな居住者の様子を見て学生たちはとても満足そうでした。

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「普段は違う大学に通う学生たちが居住者のために一つになってボランティアをしていることはとても素晴らしいと思います」と敬老ヘルシー・エイジング研究機関のコミュニティー・リソース・マネージャーのキム・ハヤシさんは感想を述べてくれました。さらに、「今回の経験を通して、学生たちが敬老をより身近に感じることができて、またボランティアに来てくれることを願っています」と期待しています。
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2011年11月 8日 | 海外ボランティア事例 | by 敬老 Kusano Kanako | パーマリンク

自分のルーツに触れたい! 学生ボランティア

アメリカ人にとって夏はバケーションシーズンです。一ヶ月ほどの長期休暇を取って旅行に出かける人も珍しくはありません。ボランティアも例外ではありません。日頃、定期的にボランティアをされている方たちが旅行に出かけるなどで、ボランティアの数が少し減ってしまいますが、そんなときにこそ活躍してくれるのが若い学生のボランティアたちです。長い夏休みの期間中にあえてボランティアを選んだ高校生や大学生が、年配のレギュラーたちの留守を守るかのように、敬老に住む居住者の毎日の生活をサポートします。

Lisa & Claire.jpgリサ・フユミ・エンドウさん(19歳)とクレアー・カズコ・ハラ(21歳)もそんな学生ボランティアです。リサさんはカリフォルニア大学リバーサイド校で生物学を学ぶ2年生。一方、クレアーさんはカリフォルニア大学デービス校で運動生物学を学ぶ4年生です。二人になぜ敬老でボランティアをしたいと思ったのかと尋ねると、リサさんは、「小さい頃からガールスカウトや教会の人たちと一緒に敬老に年に一回奉仕に来ていました。それに、ひいおばあちゃんが敬老にいたこともありました。それで、今大学生になって自分で何をしたいかと考えたときに日本の文化に触れながら、日系コミュニティーに恩返しがしたいと思いました」と答えてくれました。またクレアーさんは「私も敬老には小さい頃から教会の人たちと一緒にウクレレを演奏しに来たりしていました。小さい頃からお年寄りが大好きで、将来は作業療法士になりたいと思っているので、ボランティアを通してその現場の近くにいたいと思いました。それに、日本語も少し勉強したいと思って」と答えてくれました。

リサさんとクレアーさんは日系4世と5世。日本語は全く話せないそうです。「私はラテン系の人たちが多く住むコミュニティーで育ちました。自分たちのルーツを誇りに思い守って生活している彼らを見ていて、自分も自分の文化的なルーツを見直そうと思ったんです」とクレアーさんは話してくれました。日本語を得意とする居住者ともっと会話ができるようにと、二人ともインターネットなどで簡単な日本語のフレーズを勉強しているそうです。

少々言葉の壁を感じる二人ですが、それにもかかわらず、居住者の笑顔や感謝の言葉に大きな満足感を覚えるそうです。「車椅子を押すという、私にとって本当に簡単にできるお手伝いなのに、居住者の方々は本当に喜んでくださるんです」とリサさんは嬉しそうに、そして同時に少し恥ずかしそうに話してくれました。

二人は週二回敬老看護ホームに来て、施設内での様々なプログラムのサポートを初め、美術館や公園などへの外出時の付き添いもするそうです。初めは居住者の健康状態が分からなかったので不安もあったけれど、敬老で受けた新しいボランティア用のオリエンテーションで学んだ基礎知識が役に立ったそうです。

9月末から新学期が始まる二人ですが、これからも機会を見つけてボランティアをするつもりだそうです。そして将来は、「敬老でのボランティアの経験を生かして、医療や介護に携わりたいと考えている」と口をそろえて話してくれました。

敬老シニアヘルスケアはボランティアやインターンなどを通して、将来の高齢者介護業界の人材の養成をサポートします。

2011年9月 1日 | 海外ボランティア事例 | by 敬老 Kusano Kanako | パーマリンク

ボランティアの皆さんに感謝!

june 2011.jpg去る5月18日に、ロサンジェルス市近郊のカントリークラブにおいて、ボランティア感謝イベントを行いました。毎年行っているこのイベントには、施設で主にアクテビティーのサポートをするボランティアをはじめ、基金集め運動のボランティアも含む250人から300人ほどのボランティアの方々が出席されます。そして、皆様の日ごろの献身的なボランティア活動に対する感謝の意を表するとともに、ある一定のボランティア活動の継続年数に達した方々には、長年の貢献を称えるために表彰状を差し上げています。今年は80名が表彰され、そのうち5名は25年間のボランティア活動を称えられました。このように敬老には25年以上ボランティア活動を続けてくださっている方々がたくさんいらっしゃいます。

その中の一人であるメリー・ハタテさん(83歳)は、敬老引退者ホーム開設当時から30年間ボランティアを続けています。オープンしたばかりだったこの施設をサポートする愛友会の初期のメンバーでもあり、彼女らの努力によって、ボランティアや居住者が使えるキッチンを設置するなど、様々な改善のための資金が集められました。現在もお元気で、毎日ボランティアに来ているメリーさんは、敬老でボランティアを続ける理由をこのように語ってくれました。

「私の両親は子供に迷惑をかけたくないという思いが強く、私たちが世話をするのを嫌がりました。だから、両親に対してできなかったことを敬老の施設の居住者にさせてもらっているんです。それに、居住者と接することで自分の気持ちも若く保てます。ボランティアは私がコミュニティーに恩返しをする場なんです。」

今回の感謝イベントでは、「敬老はボランティアの方々をとても大事に思っている」ということを伝えようと努力し、スピーチや司会者の言葉にもそのような内容を織り込みました。また、保険会社の協力によって皆さんに万歩計を記念に差し上げ、食事も従来のプライムリブではなく、チョイスの多いビュッフェスタイルでお届けしました。ボランティアの皆様の身体的・精神的な健康を考慮しての取り組みでした。さらに、施設長ら、普段直接関わることの少ないスタッフが各テーブルを回って、年に一回のこの場を借りて、直接ボランティアの方々に心からの感謝の気持ちを伝えました。

イベントのアンケートのコメント欄には「他のボランティアの人たちと話せてよかった」という意見が多く寄せられており、ボランティア活動はソーシャル・ネットワークを活性化させるということを改めて実感しました。

このようなイベントだけでなく、敬老は、日々ボランティアの方々に感謝の意を表わすことを心がけています。


2011年7月 6日 | 海外ボランティア事例 | by 敬老 Kusano Kanako | パーマリンク

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