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沖田裕子の記事一覧

認知症の人と家族に対するアートワーク」活動報告 春~夏偏

今回は、みなさんが作った春、夏にかけての作品をいくつか紹介したいと思います。

春から初夏にかけて美しい様々な色が、あちらこちらにあふれますね。描くモチーフも明るく美しい色使いのものが多くなり、ウキウキした気分になります。タンポポ、菜の花、チューリップ、スミレ、桜・・・などなど、。その中でも、やはりはずせないのが「桜」、そして梅雨の季節には「あじさY桜編集.jpgい」を作品にしました。


まず、「桜」は少し趣向を変えて、「夜桜」のイメージで作品をつくりました。桜の華やかさ、夜見るときの妖艶さ、日中、目にする桜とはちょっと違った雰囲気です。
春を感じるために、サポーターが京都に行った時のお土産に、桜を模った落雁を買ってきてくれました。落雁を味わいながら「やさしい味ね。これ、私、大好きなの。」「お花見って、何処へ行くの?」など会話を楽しみながら制作を行いました。


あじさい編集.jpg
梅雨の季節はうっとうしいですが、あじさいの花はやはり雨が似合いますね。あじさいの花が有名な京都の矢田寺や三室戸寺。参加者の中には以前行ったことがあるという方もいらっしゃいました。モチーフの写真を見てみると、色んな種類があるのに驚かされました。みなさん「いろんな色があるね。」と驚いておられました。「こんな小さな花の塊、描くの大変そう!」そういう声もありました。でも、ポン、ポン、ポンとあっという間に、簡単に描けましたよ。


Yたけのこ編集.jpgのサムネール画像

春は花だけではなく色んなものが芽吹く季節です。その中でも季節を味わう食べ物の一つとしてたけのこがありますね。春になるとスーパーでも沢山見かけます。皮のついたままのたけのこは手にとって見るだけでも、なんだか楽しく感じます。皮を剥いていくと、象げ色の美しいたけのこが顔を出します。「こんな風にして湯がくのよ。」とか、「こんな食べ方があるね。」とみんなでワイワイ言いながら作品をつくりました。
 
次回は、秋から冬にかけての作品を紹介します。

2010年7月 4日 | その他 | by 沖田裕子 | パーマリンク

「認知症の人と家族に対するアートワーク」活動報告

鑑賞たけのこ.jpgNPO法人認知症の人とみんなのサポートセンターについて

当法人は、認知症の人と家族が介護保険制度では満たされないニーズを明らかにし、支援のモデルを試行、どの地域でも実施できるものとして確立していくための支援を通して認知症についての正しい知識の普及を行い、誰もが認知症になっても安心して暮らせる地域づくりの実現に寄与することを目的に活動しています。その事業の中で、介護サービスにつながりにくい若年認知症の人とその家族の支援の一つとして、設立当初の2007年からアートワークの活動を行っています。アートワークの成果として、活動への参加を機に参加者がガイドヘルパーやデイサービスを利用されるようになりました。また、アートワークを通して見出せた参加者個々に応じたサポート方法や、参加の中で聞き取れた本人の思いをご家族や利用されるデイサービスなどに情報提供し、ケアに活せるよう支援しています。


アートワークとは

アートワークは認知症の人が自己表現するための手段の一つです。人は誰でも自分を表現し、理解してもらいたいという欲求があります。認知症の人は自分の思いを言葉で表すことが少しずつ難しくなってきます。しかし少しのサポートで自己表現することができるのです。アートワークは、認知症の人が絵画的表現を用いた創作活動を通して様々な思いを語る場であり、認知症の人が持つ可能性を引き出す場でもあります。アートワークは認知症の人が作業しやすい様々な絵画的表現を用い、サポーターが個々に合わせたサポートを行いながら作品づくりを進めます。主に、季節を味わうためのものをテーマに制作します。制作の前後は、お茶を飲みながらその日のテーマにまつわる話や、その他、一人一人が感じる思いを話します。また、サポートの中から生活支援につながるヒントを見つけ出します。

富士山.jpg

活動の内容

 参加者は2名~4名程度。50代~60代の方が中心で、サポーターは3名。(作業療法士、看護師、介護福祉士)活動は第1、第3木曜日に実施し、4回を1クールとして当法人の事務所で行っています。参加者個々の目的を明確にし、目標を立てて支援しています。アートワークの場は参加者にとって支援のきっかけづくりの場でもあるため目標が達成されれば終了となります。作品はその時々の記録として残すため、またご家族と振り返って見られるようファイリングしていきます。さらに、その成果が社会参加につながるよう、作品をポストカードやカレンダーにして販売しています。この商品化の過程でも参加者の意見を基にご家族も含め皆で協力し、進めています。

2010年3月16日 | その他 | by 沖田裕子 | パーマリンク

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