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2009年4月の記事一覧

特集2‐1:スウェーデン音楽療法「ブンネ法」の特徴とは?

ブンネ法の特徴とは?

instrument.jpg新たな音楽のハードウェア『ブンネ楽器』
ブンネ法におけるもっとも重要かつ基本となるものはブンネ楽器シリーズです。これらの6種類の楽器は、子ども、障害者、高齢者の方々が音楽演奏に参加する上で、本物のチャンスを与えるようにデザインされています。ブンネ楽器なら、誰でもその場で、本物のコード、メロディ、ベースを演奏できます。「幼いから」「高齢だから」「障害があるから」「音楽の知識がないから」・・・音楽を演奏する際にこれまで障害と考えられてきたものは、もはや障害ではないのです。

音楽家の役割−人間の成長に対する可能性
音楽家がグループセッションに参加することで、人間の成長の可能性を飛躍的に高めることができます。これは、身体的レベルのみならず、精神的レベル、社会的レベルにおいても言えることです。実生活において聞くことのできる音楽に近い音楽を弾けることは、大きなモチベーションとなります。これこそが、音楽療法や特別な教授法また学校教育でブンネ法が取り入れられている理由です。ブンネ法がよく用いられている分野のひとつである高齢者ケアにおいては、スウィングバー・ギターを使って高齢者とスタッフが一緒に演奏を楽しむことができるのです!

一歩先ゆくブンネ法
ブンネ法を使えば、もはやリズムや打楽器だけを使用しなくてはならないこれまでのやり方にとどまる必要はありません。ブンネ法ならもっとその先に行くことができるのです。ブンネ楽器では、誰もが"トーンの世界"に入ることができます。洋楽をはじめ多くの音楽文化において、トーンは音楽の基本となるものです。対象グループにとって、ブンネ法は"トーンの世界"への入場チケットとなるのです。またこれは、障害を持つ人々が音楽へアクセスしやすくなることも意味します。
ブンネ法は"ノーマライゼーション"のコンセプトを具現化しているとも言えます。なぜなら、社会において私達のモデルが奏でる音に限りなく近い音を演奏しようとするものだからです。

kursbild3.jpg構成
高齢者ケアにおけるブンネ法は5つのポイントから構成されています。それらをシステマティックに認知症の方に使えば、脳のニューロンの突起を増やすことができます。音楽は、記憶、時間の感覚、アイデンティティーなどの精神的技術を活性化します。また、楽器演奏による身体的な関わりは、粗大運動技術、微細運動技術体、動きの調整などの身体機能を維持、または向上させることができます。

2009年4月 7日 | スウェーデン音楽療法 | by Joakim | パーマリンク

特集1‐4:アメリカ西海岸にある日系人高齢者ケア施設におけるボランティアの活用法4

友愛会ボランティア活用法 その2/シニアデイケアサービス ボランティア

HPIM0875.jpg友愛会のプログラムのひとつのシニアデイケアーサービスへは、月曜から金曜の午前10時から午後3時まで地元のシニアが、家族の車や福祉の交通サービスを利用して来られ、午前中は主に体を動かすパターゴルフ、テーブルボーリング、椅子に座ってするエキササイズ等のアクティビティー、そして昼食をカフェテリアでとった後、午後は手先を動かし、脳の動きを活性化する手芸、書道、華道、パズル等のアクティビティーをして過ごされます。
このプログラムへは、毎日約18人のシニアが参加され、3人~4人のスタッフがシニアのお世話にあたり、3人~6人のボランティアの方々にその支援をしていただいております。ボランティアの方々には、様々なアクティビティーをスムーズに進むようリードしていただいたり、シニアが部屋を移動する際に誘導していただいたり、又昼食をシニアと一緒に食べていただいております。ボランティアの方々は、学生(高校生・大学生)、主婦(30代から70代ぐらい)、又仕事を退職された方等です。因みに、写真中央のパターゴルフのボールを決まった位置にセットして下さっている男性(65歳)の方は、IT関連の会社を昨年退職された後、こちらのデイケアーサービスへ週一回ボランティアに来ていただいております。友愛会でのボランティアを通しての感想をお聞きしたところ、"退職後も人の役に立つことで充実感が得られる"と答えておられました。このプログラムに参加されるシニアは、家族と離れて暮らされている方も多いので、活気ある雰囲気を作って下さるばかりでなく"昔話"にしっかり耳を傾けて下さるボランティアの方々はシニアにとっても、友愛会デイケアーサービスにとっても必要不可欠な存在です。

2009年4月 4日 | 海外ボランティア事例 | by 友愛会 羽石祐子 | パーマリンク

特集1‐3:アメリカ西海岸にある日系人高齢者ケア施設におけるボランティアの活用法3

友愛会ボランティア活用法 その1/ニュースペーパーローリング

HPIM0894.jpg"ニュースペーパーローリング"は、友愛会が創立されて以来30年もの間続けられているボランティア活動です。ボランティアが、花屋さんが使いやすいような形に古新聞を丸めて、花屋さんに売ることで得た収入を寄付する活動です。水分を保ちやすい新聞はお花を包装するのに適しているので、お花屋さんには必須アイテムだそうです。

古新聞の回収所では毎日2、3人のボランティアが集まった古新聞を整理します。その古新聞を毎週金曜日の朝、友愛会の3階へ移動して、約30人の地元のシニア(夏の間は約20人の高校生)が午前9時から11時半ごろまで古新聞を一枚一枚ていねいに広げ、それを束にした後、地元の5、6件のお花屋さんに配達してくださいます。昨年1年間、このボランティア活動を通して約120万円の収入を得て、それを友愛会に寄付してくださいました。

日本ではボランティアが実際の収入を上げるような活動をすることは珍しいですが、友愛会ではこの様なボランティア活動を通じて収入を得て、それを友愛会の活動資金とするというようなボランティア活動があることが分かりました。

2009年4月 3日 | 海外ボランティア事例 | by 友愛会 羽石祐子 | パーマリンク

特集1‐2:アメリカ西海岸にある日系人高齢者ケア施設におけるボランティアの活用法2

友愛会について

HPIM0878.jpg友愛会(日系コミュニティーシニアセンター)はアメリカ西海岸カリフォルニア州サンノゼ市の日本人街の中にあります。サンノゼ市はサンフランシスコから南へ約1時間のところに位置し、温暖な気候で晴天の日が多く一年中快適に過ごせる都市です。戦前、そして戦後は広大な農村地帯で野菜や果物などの栽培に力を入れてた田園都市でした。その後、1970年代後半からはコンピューター企業の集まるシリコンバレーの中心都市として世界に知られるようになりました。2000年の国勢調査によるとサンノゼの人口は約95万人でその中で日系人と呼ばれる日本人の人口は約1万1,500人ぐらいと推定され、サンノゼの日系人の人口は、ホノルル、ニューヨーク、ロサンジェルスに次いで全米で第4位です。

1900年に入って間もなく、日本人移民によって作られた日本人街は、戦前、全米で40を越えた数の記録がありますが、戦後、日系人ビジネスの再建が困難(第二次世界大戦開始直後、在留日本人・日系人は強制キャンプへの収容を余儀なくされ、土地や家屋はただ同然で人手に渡すしかなかった)になったことや、日本人移民の停止、異人種間の結婚等の理由で日系人の人口が減少したため、現在では3ヶ所(サンフランシスコ・ロスアンジェルス・サンノゼ)まで減ってしまいました。サンノゼ日本街は、寺院、教会、歴史館、道場、日本食レストラン、ホテル、病院、商店等の運営・経営で支えられ、日系人コミュニティーの中心、及びサンノゼの観光名所になっています。友愛会も又、日本街の中で日系人シニアとその家族にとって大きな役割を果たしています。 

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2009年4月 2日 | 海外ボランティア事例 | by 友愛会 羽石祐子 | パーマリンク

特集1‐1:アメリカ西海岸にある日系人高齢者ケア施設におけるボランティアの活用法1

総括編

この2~3年、日本の高齢者ケア業界は賃金水準や労働環境面等で色々な行き詰りを見せています。日本の高齢者ケア業界の改善の手がかりを日本の中だけで見つけようとしてもそれは非常に難しい状況であると思われます。 そこで、他国の高齢者ケア業界についてその実状を知ることで、日本の現状を打破する手がかりを見つけることができるかもしれないと考え、アメリカで日系人高齢者に対しケアを行っている三つの団体に、その活動状況を連載で紹介してもらうことにしました。

アメリカ西海岸には多くの日系人が暮らしています。1920年代前後に出生している日系二世の高齢化に向けて、日系人を対象としたケア施設がアメリカ西海岸にいくつかあります。これら日系二世の多くは日系人コミュニティーの中で生活していたことから、英語があまり達者でなかったり、アメリカ社会に溶け込まないまま高齢化したケースも多く、アメリカで暮らしながら、日本語でケアサービスを受けたいという需要があります。アメリカにある日系人のためのケア施設の多くは、訪問するとまるで日本の中にいる様で、日系人のお年寄りを、スタッフが日本語でケアし、毎日の生活の中で日本の文化や伝統を守りながら暮らしています。この様なアメリカにある日系人高齢者ケア施設でのケアのあり方を知ることで、同じ日本人として学べることがあるのではないだろうかと考えました。特にボランティアをうまく利用することで、介護者側がより楽しくケアできる環境が整っているケースが多く、この様な施設にボランティアの活用法を紹介してもらう事で、日本のケア業界の現状を打破する手がかりを見つけられればと考えました。今後、ボランティアの活動を紹介してくれるアメリカの日系人高齢者ケア施設は以下の通りです。

施設名 / 所在地
1. 友愛会 / サンノゼ
2. 敬老 / ロサンゼルス
3. Nikkei Concern / シアトル 

2009年4月 1日 | 海外ボランティア事例 | by 友愛会 羽石祐子 | パーマリンク

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